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緒形拳からの手紙 小池邦夫

a0081957_145753.jpg『緒形拳からの手紙』を読ませてもらった。
緒形さんと小池先生の出逢いは
ビルの一階の通路のギャラリーでの絵手紙を
偶然通り掛かった緒形さんが見た時だった。
睨みつけるように長く 本気で全心で見ている緒形さんに圧倒され
声を掛けることが出来なかった小池先生は
その時の嬉しかった思いを飾らずに手紙に書いて出した。
すると 和紙のはがきが届く。
「おもしろかったです 緒形拳」
次にもらったのが
「菊まっさかり (黄色い花弁の絵)緒形拳」
転居の知らせを送ると
「転宅のおいわい (紙風船の絵)緒形拳」
いつも 短い言葉ばかりだったようだ。

  手紙は長くないほうがいい。用件はなくても一生懸命にかいたものなら、その人が出る。
  うまさも要らん。そんなことは、度々見ているうちにわかってくる。
  ・・・
  私は19歳から毎日手紙かきをしている。
  手紙の中でいろんなことをやってきたが、緒形さんの短い手紙には驚いてしまった。
  手紙かきは、人と会うとだめだという法則がおのずからわかってきた。
  会うと、馴れる。敬意がうすくなる。なれなれしくなって恋しさが消える。
  どんなに会いたくても会わぬほうがいい。
  その思いの濃さが字や文ににじみ出てくる。手紙に思いをのせることが大切だ。
  だから、緒形さんと会ったことがない。電話をかけたこともない。
  とてもじゃないが、一緒に食事をしたり、酒を飲んだ体験など一回もない。
  ・・・
  本当は松田正平さんのことを話したかった。
  照れ性の私は話したくてもその糸口を見いだせない。緒形さんも人見知りだ。
  口に出さないものを手紙の中に潜り込ませている。
  思いが濃く深い。その代わりに短い一言である。はやりのメールとは正反対かもしれない。


私は 絵手紙びと達に会いたい。
会って 初めましてと握手をして 手のぬくもりを感じたい。
会って生の声を聞いて 話がしたい。
会えば ネットでも絵手紙でも その人の笑顔が浮かび
語りかけてくれる声が聞こえる。
会えば ますます親しみがわく。
会えば ますます人柄を知り 敬意をもち 応援もしたくなる。

そして また 会いたくなる。

あなたは…?

追記
あっそうそう 先日はお食事もしちゃいましたぁ(*'ー'*)V

『恋慕渇仰(れんぼかつごう)』記事はこちら 
by from-sumi3 | 2010-11-06 01:28 | 絵手紙つながり